訓練所の日常

日別アーカイブ: 2020年12月16日

犬しつけ、訓練、シェパード

20201216_125733.jpg 20201215_075106.jpg

タケル君、脚側停座(リードの範囲で1mくらいの「待て」の対面状態から、呼ばれたら人の左足横の正しいに位置に座る事)が分かってきつつあります。

人の誘導的動作(後退しながら誘い込む、又、身体のひねり等)とリードの操作で理解させていきます。
初期の犬に直立不動で教えられるものではありません。

正しい位置は、犬の肩のくぼみと人の左足が接するように、犬の下半身もキッチリ人と平行になるようにです。
(人と犬がハの字にならないように)

対面状態から犬は180度動けばよい訳ですが、実際は270度くらい練習で動けるようにしておかないと180度キッチリ入りません。

又、脚側にいる状態から一歩前進で犬も一歩前進ですぐ座る(勿論正しい位置に)、一歩右へ移動しても同じく、一歩下がっても同じく、その場で右回り180度回転しても同じく(遠心力?でハの字になりやすいが正しい位置を意識するよう教える)。
360度、90度も同様。

更に、脚側にいる状態からその場で左90度にひねっても犬は脚側に入るように等も。

諸々、飽きないように考えて簡単な事から無理せず教えていきます。

しつこいとトーンが下がってくるので熱心過ぎるのは禁物。
脚側停座の練習をスムーズに遂行する為には、まず、静止状態で「座れ」がスムーズに通じるようにしておかないと話しになりません。

人犬の動きが出てきてもその都度、脚側での「座れ」がスムーズに行えるようにも意識付けします。

以上の脚側停座がしっかりしてくれば少し距離を開けて(2mくらいとか)や、遊び心の時にとかにもやっていきます。

気分や距離によってマチマチな事をしないようにです。

最終的に遠距離(10~15m)でしますがリードは持てないので、そこまで行くまでに近距離で基本をしっかり作っていきます。

脚側停座がしっかりしないと脚側行進もしっかりしません。

長い説明になりましたが、日々コツコツの練習の積み重ね。この時に、持って生まれた意欲と性格が影響あり。

タケル君、意欲あります。