訓練所の日常

犬しつけ、訓練、シェパード

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タケル君、あまりにも強烈なボールへの執着心から、訓練教室では解決出来なかったボールに関する諸問題も、専門的なダンベル持来(意欲だけのそれにあらず)を習得させた事によって解決に向かっています。

ダンベルで「咥えて」「出せ」「持って来い」の指示を、より訓練として認識させる事で我の強さを抑えて素直になります。(とはいえ、本来のやる気満々の態度に最終的にはなります)

それをボールへの応用によって、「出せ」も(奪われた)という気持ちにさせる事なく、(出さねばならない)という気持ちにさす事が出来ます。

又、教室で飽きたり気分を損ねて落としたボールを無視していたものが、「咥えて」の指示で咥え、再度「出せ」の練習に取り組む事が出来るようになりました。
(本来、落とし癖をつけないのが望ましい)

そんな訳で、訓練中も自在にボールの取り上げが可能となり、スムーズに次の作業に移れるようになりました。

入所後、「出せ」なり「止め!」でボールを離しても、奪われた気持ちからジャンプしたりして袖や手の甲に歯を当てる事も再々ありましたが、今はありません。

ダンベルやボールを咥えながらの脚側停座も、ほぼ出来るようになりました。

以前は、奪われる気持ちが先にたって脚側どころか座るのも不可能でしたが。